こんにちは、谷井です
先日、SHIONとKANAKOのスタイリスト試験がありました。
弊社DEF PROJECTでスタイリストになるためには、様々な段階チェックがあり、その集大成である最終試験としてスタイリスト試験を行います。
スタイリスト試験では、まずヘアスタイルの構築図表(ダイアグラム&デッサン)を行います。
DEF PROJECTではヴィダルサスーンのカット技法を軸にしているので、ヘアデザインを建築と同じような考えで構築しています。
入社して初めてカットトレーニングに入るその最初から、すべてのウィッグ1回1回、そしてすべてのカットモデル様おひとりおひとりにダイヤグラム&デッサンの工程を行い、全てのデザインにその構築図表をおこしてきたので、半年間でそのファイルは、それはそれはすごい分厚さになりました。
一筋でも<なんとなく>切ることなく、<緻密に計算して>切る。
これがDEF CUTZ・DEF-LIMITEDのヘアカットの、「伸びた時にもヘアスタイルが崩れにくく」、「いつまでも髪の指通りがよい」状態を長く続かせる最大の理由です。
スタイリスト試験、次の課題は、実際にモデル様のカットに入ります。
決められた時間の中でウェットカット、ドライカット、セットを、試験官たちの視線に囲まれながら行います。
その緊張感といったら...!
手もハサミも震えてしまう。それでも今まで自分が全力でトレーニングをしたから大丈夫!と心を落ち着かせて臨みます。
最後は、仕上げたヘアデザインを試験官がチェックし、質疑応答が行われます。
インスタグラムでのライブ中継を観ていただいた方はお聴きになったでしょうが、「なぜ縦のスライスで引き出したのですか?」「テンションは?」「ホリゾンタルに、、、エレベーションで、、、」など、プロフェッショナルな先輩スタイリストからの細かく鋭い質問ばかりですが、それを間誤付くことなく切り返せるようになってこそ一人前のスタイリスト。
今回ふたりは毅然とした態度で堂々と質疑応答に答えていて、頼もしい成長を感じさせてくれました。
そして、このスタリスト試験は、自分を表現するヘアショーの側面もあります。
ファッション・空間演出・音楽・・・
「試験」という場を超えて、エンターテインメントショーとして演出することも彼らに求められている課題です。
スタイリスト試験を受ける受験者としてだけではなく、ショーの開催者として、すべてを自分の思うままに表現し、コントロールし、観客を満足させなくてはならないのです。
今回のスタイリスト試験、
結果は、SHIONもKANAKOも合格でした~!!!!!
入社して8ヶ月という異例の早さでスタイリストデビューしたKANAKOとSHION。
専門学生だった頃からカットやカラーへの向き合い方がすでに職人目線でした。
ヘアデザインが好きだから、素直な彼らはどんどんどんどん吸収していきます。その様は、まるでバルーンが大きく大きく膨らんでいくかのようです。
DEF-LIMITEDでのアルバイト期間を経て、その頃も含めると2年8ヶ月。
入社前からトレーニングを重ね、1分1時間を全力で、出来得る全ての時間をつぎ込んできたから、その向き合った時間の濃さと言えば誰かの3年分、もしかしたら5年分だったかもしれません。
決して楽なものではなかったと思います。同志や仲間がいたから奮起できたこともあったでしょう。それでも集中を欠かずに走り続けたその努力をずっと近くで見てきた私たちは、彼らの成長を喜ばずにはいられません。
美容技術って素晴らしい!ヘアデザインって面白い!!
彼らが今感じているその想いは、私たちも共有する想いです。
その想いを技術にのせて最上級最大限にご提供し、ゲスト様おひとりおひとりが最高に輝けるようにサポートさせていただくことが私たちの共通の願いでもあります。
KANAKO・SHION、そして2人と同じスタイリストを目指しつつ今はエステを極めるべく別路線で猛進しているMOE。
この同期組3人が、DEF CUTZ・DEF-LIMITEDに新しい旋風を運んできました。
今後は両店でお互いに高めあい競い合いながら、ゲスト様に喜んでいただけるような展開をお届けする予定です。ぜひご期待ください!
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