こんにちは、DEF-LIMITEDの谷井です
先日、一足早い夏休みを取らせていただいて、瀬戸内海に浮かぶ島、直島・小豆島に行ってきました
友人が作ってくれた、旅のしおり。
渡された瞬間から気分が高揚しきりでした!
笑
瀬戸内海に浮かぶ島々(直島、豊島、女木島、男木島など11島と2つの港)を舞台に
2010年から3年ごとに催されてきた「瀬戸内国際芸術祭」。
約200の作品を展示し、日本のみならず全世界から注目され盛り上がりを見せてきました。
海や山を背にしたダイナミックな屋外作品や、
かつての島の暮らしを思い起こさせる空き家を活用した作品など
この土地ならではのアートが、訪れた私たちの心をわくわくと楽しませてくれました
今回は現地で撮影してきたたくさんの写真を載せさせていただきます
少しでもわくわく感を感じていただけたら、嬉しいです。
直島に向かうため乗船したフェリーが、直島へと近づくにつれて見えてくる「赤かぼちゃ」。
草間彌生さんの1994年の作品です。
彼女自身はこの作品のことを
「太陽の『赤い光』を宇宙の果てまで探してきて、
それは直島の海の中で赤カボチャに変身してしまった」
と語っているんだそうです。
お馴染みの水玉模様が、この自然の中ではとても目を惹きます。
中に入ることもできるんですよ
27の島々で構成される直島の「28番目の島」というコンセプトで、
蜃気楼で海面に浮かぶように見える「浮島現象」をイメージした「直島パヴィリオン」。
ランドマーク以外にも、思わず笑顔になってしまうようなかわいい作品群もあります。
表情が人間みたいなあき缶アートに、ゆるやかなカーブで和んでしまうなげ縄みたいなアートも。
そして今回、特に楽しみにしていた、安藤忠雄さん設計の「地中美術館」。
「自然と人間を考える場所」とし2004年に設立されたこの美術館は、
地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を通じて、また四季を通じて
作品や空間の表情が刻々と変わるというコンセプトなんだそうです。
美術館にたどり着くまでに通る「モネの庭」は、淡くきれいな花々がやさしく咲いていました。
館内は撮影禁止なので残念ながらここでのお写真はないのですが、
感想を述べさせていただくと、本当に初めての感覚を味わえた空間でした...
心の開放感と洗われる感覚、それに興奮感。
対局にあるような感覚ですが、この美術館ではそれが一緒になりました...!
雨空の表情もしっとり艶っぽくて、
そんな天気と作品のコラボレーションはまさにその瞬間だけのアートであり、とても神秘的でした。
こちらは、ベネッセミュージアムから見た直島の自然豊かな景色。
ベネッセミュージアムの向かいにあるのが、こちらも草間彌生さんの代表作である「南瓜(黄かぼちゃ)」。
赤かぼちゃと同じ年に制作されたのだそうです。
とにかくもう、すごい迫力でした!
海と空と、自分の好きなように自由に共存している感じが、それぞれ心地よさそうでした。
フェリーの乗り換えで降りた、宇野港(岡山県玉野市)でみつけた看板。
テレビアニメで観ていた「ののちゃん」たちは、この街に住んでいたんだ...!と一人で大興奮。笑
小豆島に到着すると、香ばしい香りにつつまれます。
かどやのごま油工場を見学させていただきました。
こちらは、潮の満ち干きで道が現れたり消えたりすることからエンジェルロード(天使の散歩道)と呼ばれ、
「大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶う」というロマンチックなスポット。
飛行機の都合で、道ができるまで待てませんでしたが、なんとなくその道筋を確認することはできました
こちらも「瀬戸内国際芸術祭」の一作品で、オリーブの島・小豆島のシンボル彫刻「太陽の贈り物」。
そして、地元の方おすすめの場所から見た、小豆島の夕日。
「八日目の蝉」という映画作品中の、あの印象深い棚田の風景は実は小豆島だったということを知り
またしても大興奮でした。
晴れ女と自信のあった私ですが、今回は台風と重なってしまい、
惜しくもスケジュール通りとはいきませんでしたが、
それすらも思い出に残る、充実した夏休みを過ごせました
雨が見せてくれた表情、そして雨の晴れ間が見せてくれる景色・・・
ふたつ、いや、その倍くらいはそれぞれ違った表情を見せてもらえた気がします。
皆さまはどんな夏休みを過ごすご予定ですか?
もしなにか印象的な出来事やスポットがあれば、ぜひお話していただけたら嬉しいです