こんにちは、荒井です。
先日、家族で六本木ヒルズに行ってきました。
まずお出迎えしてくれたのは、たくさんのドラえもんでした。
六本木ヒルズに来た目的は、森アーツセンターギャラリーで開催されている
「ガウディ×井上雄彦」展。
実は事前に予約して、
ガウディにちなんだモザイクタイルのキッズワークショップにも参加してきました。
キッズワークショップはすべて英語で進行。
英語の話せない娘は、さまざまな個性の子供たちと協力しあいながら制作。
とても貴重な体験になったようです^^
さてメインイベントの
特別展「ガウディ×井上雄彦~シンクロする創造の源泉~」は
全館写真撮影がNGだったので、どんな様子だったのかを文章のみでお伝えしたいと思います。
わかりづらいところも多々あると思いますがご容赦ください。
人気バスケットボール漫画『スラムダンク』でおなじみの漫画家・井上雄彦さんと
19~20世紀にサグラダ・ファミリアほか数々の有名な建築を手がけた建築家・アントニ=ガウディとの異色のコラボ、
しかも夏休み中とあればさすがに大盛況でした。
最近では個展をひらいたり、京都・東本願寺の親鸞の屏風絵を手掛けるなど
漫画家の枠におさまらない活躍をされている井上雄彦さん。
その人気は海外でも高く評価されて、2013年12月には日西交流400年の親善大使に任命。
井上さんは今回の展示会のオファーを受けて、今年4月からスペイン・バルセロナにあるサグラダ・ファミリア近くのアパートに居を構え、さらにはガウディの手による「カサ・ミラ」の一室をアトリエとして創作活動を行ったそうです。
今回はガウディの人生のターニングポイントを、作品を通して見えてくるガウディの人物像に深く迫りつつ
鋭い観察眼による解釈を「絵画」や「物語」の形に落とし込んで描いた漫画約40点を描き下ろししたほか、
手漉きで制作した巨大な越前和紙に墨絵で作品を描くという試みにも挑戦。
会場に飾られたその巨大な作品は繊細かつ大胆、そして力強さにあふれていて、目にした瞬間に圧倒されました!
そのほかにも会場ではガウディ自筆のスケッチや図面、「カサ・カルベート」のベンチ、イス、扉をはじめ
ガウディがデザインした家具、世界遺産登録された「カサ・ミラ」や「サグラダ・ファミリア」の建築模型など
約100点もの作品が展示され、
そのほかにもプロジェクションマッピング、3面スクリーンによるシアター映像、
床への装飾(カサ・パトリョとカサ・ミラの六角形の床タイルを模したもの)や建築構造のインスタレーションなど
「大胆かつ画期的」といわれたガウディの世界観をまるごと表現しているかのような演出が随所に表れ、
観るものの想像力を存分に掻き立て魅了してくれる空間になっていました。
展示の最後には将来サグラダ・ファミリアの栄光のファザードが完成のおりにその扉に書かれる予定の文字を日本語訳し、他の国の言語とともに彫刻される予定になっている『我らを秋より救いたまえ』の文字が。これはなんと井上雄彦さんが依頼され日本語訳したものなのだそうです。
今もなお建築中のサグラダ・ファミリア聖堂、その完成に
思いを馳せずにいられませんでした。
特別展「ガウディ×井上雄彦~シンクロする創造の源泉~」は
9月7日まで、六本木・森アーツセンターギャラリーで開催されています。
展示期間残りわずかですが、興味のあるかたはこの機会にぜひ。
芸術家たちの才に触発された僕は
その後の帰りみちすがら自分なりのアート作品をつくるべくあちこち撮影してみました(笑)
ビルよりちいさなゴジラ
・・・芸術ってむずかしい!