こんにちは、DEF-LIMITEDの谷井です。
最近はすっかり秋の空気感になりましたね!
晴れた日はとても心地が良くて、自然あふれるところに出かけたくなります...^^
さて、先月のことになりますが、原美術館で開催されていた「サイ トゥオンブリー 紙の作品、50年の軌跡」を
観に行ってきました。(※この展示は現在はすでに終了しています。)
サイ トゥオンブリーは数々の賞を受賞し、20世紀を代表するアーティストの1人として世界的に評価されています。
ある方は「常に思うのだが、トゥオンブリーは動詞であるべきだ(略)」という評価を贈り、多くのファンの共感を得たそうです。
私がはじめてトゥオンブリーの作品をみたときには「子どもの落書きみたいだ・・・」と思ってしまったのですが、
その、子どもの落書きにも見える線の戯れのような作風は、内なるエネルギーを画面に炸裂させる即興性と激情性をストレートに露出しており、そのことこそが彼の作品の魅力だと聞きました。
(館内は撮影禁止でしたので、リーフレットの作品を転載させていただきます...♪)
たしかに、大人になるにつれて私たちはそのことやものに対して意味や理由を探してしまいます。
ですが幼いころを思い返してみると、今よりも素直で大胆に表現していたかもしれないですよね。
また、以前あるクリエーターのインタビューで「風景をみるように美術作品をみるといい。
景色をみて人は理由をみつけようとせずに感動できるでしょ?」という言葉を思い出しました。
普段は、こんな思いや理由があるからこうする...と、考えや意味を伝えることがとても必要なこと(当たり前のこと)だと思い込んで日々を過ごしていたので、この言葉を思い出したときは、はっとさせられました・・・!
そういう気持ちで改めて作品をみると、みえた、みえた...!!トゥオンブリーの作品を思いのままに描く速度がみえました!
みなさんは初めに抱いた気持ちと何か違いを感じられましたか?
大人になったから今だからこそ、頭の中を空っぽにして、何かを感じたり触れてみたり...いい意味で子どもこころを忘れないようにしたいですね^^
こういう感性も、いつかのサロンワークや作品にきっと活かしていきたいと思います