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サプール展

こんにちは。DEF CUTZの小林です。

4月15日に発生した熊本地震、そしてその後も
未だ引き続き地震への不安が続いていますね。
震災にあわれたかたがたが一日も早くその脅威から解放され
心穏やかな日常に戻ることができるように心よりお祈りいたします。

さて、そんな昨今ですが暦の上では春も本番。
ゴールデンウィークもいよいよ近づいてきています。
震災の被害には心苦しい毎日ですが、復興支援とはまた別に
長期連休に向けて以前から予定を立てていらっしゃる方もいるでしょう。

私も先日、写真展に足を運んで一足早く春の休暇を満喫してきました。

その写真展、現在はもう終了してしまっているのですが
【ザ・サプール～コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン～】
と称した写真展が渋谷西武にて開催されていました。

みなさまはサプールという集団をご存知でしょうか？

聞いたところによると最近ＴＶでも特番放送があったりと
かなり注目されているようなのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
ちなみに私は今回の写真展がこのサプールいう人たちを知るきっかけとなったのですが、
調べてみるととても興味深い、魅力的な集団でした。

サプールの拠点は中部アフリカに位置するコンゴ共和国。
国民の平均月収が日本円にしてわずか25000円で
約3割の人が1日130円以下の生活費で暮らす貧困層という
とても厳しい経済状況にある国です。
政治的な情勢もつねに不安定で、選挙のたびにデモや暴動があちこちで起きるという状態。
そんな地域にサプールと呼ばれる男性たちはいるのです。

サプールは皆、色鮮やかなスーツに身を包み、
葉巻やステッキなどダンディな小物を手に、
華麗なステップやポーズを決め、その優雅さを競い合います。

武力で争うのではなく、その着こなしで勝負する。
それがサプールの心意気なんだそうです。

言葉で表すととても簡単ですが、その行動はとてもとても勇気のあることのように思います。
そしてその行動には、平和に対する信念を強く感じます。
貧困に窮して心を失くすのではなく、あえてお洒落という娯楽に投資して自分を磨く。
その行為が周囲に与える影響は、ただ単純に見たままではない、ということが私にもわかりました。

そんなサプールたちの写真展。
素敵な作品が沢山並んでいました。
その一部をご紹介させていただきますね。